「お前に言われたくはない」

誰に言われようと、真理は真理のはずである。だが、「1足す1は2」でさえ、嫌いな人に言われると心理的に受け入れがたく感じる。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、というやつである。なるほど、日常的には信用のできる人とそうでない人を色分けしておくことは重要である。しかし、真理を追求するつもりなら、誰がそれを言ったかを不問にして考える態度を養う必要がある。