某ビデオ鑑賞、Feedlyなど

定時起床。シリアル、朝刊。 朝、娘をバス停まで送り、自転車を押して大学へ。午前中はしばらくメールの返事。ワクチンの有害事象(接種後にくも膜下出血で死亡した事例。因果関係は不明)の件についても考える。ついでに某方面から回ってきた医療事故のビデ…

教養とは

知識があるだけでは教養があるとは必ずしも言えない。雑学は教養ではない。しかし、一般知識あるいは常識というのは教養があるためにある程度必要だろう。さまざまな人の視点から問題を考えられるというのは教養のある人の証拠だろう。難解なものほど高尚で…

忙しすぎるという悪徳

忙しすぎるというのも悪徳だろう。ただ、他の悪徳同様、過剰は大目に見られる傾向がある。とはいえ、よき人生にとって妨げになることは疑いないのだが。

多数決と正解

多数決が倫理的問題に関する正解を出すだろうか。個人の意思決定が誤りうるなら、集団の意思決定も誤りうるだろう。倫理的に正しいのは多数決で決まったことであると定義してしまうことは可能であろう。しかし、そうするとソクラテスの死や他のあらゆる差別…

100 years from now

腰を据えて10年後、いや100年後のことを考えるべきなのだが、忙しくて目の前のことしか考えられていない。

まだ巡り合っていない音楽や小説など

まだ巡り合っていない良い音楽、良い小説などがたくさんあると思われる。それらは人生を豊かにしてくれ、おそらくは人生観をいくらか変えるだろうと思われる。なかには、もっと早くに出会っておくべきだったというものもあるだろう。しかし、それらはまだ開…

ギュゲスの指輪

人は見えないところでは不正を犯しがちだ。不正の対象が特定の個人でなければなおさらだ。しかし、全てを可視化することにも困難が伴う。

職業とそれに伴う義務

警察官が法に反することをやって捕まると大きなニュースになるのはなぜか。おそらく、警察官は職業柄、法に反しないより強い義務があると想定されているのだろう(「警察官だって人間だ」は通用しない)。他の人も法に反してよいわけではないが、法に反しない…

作品を作ることと批評すること

芸術作品を作るために学びに来たのに、ずっと鑑賞の仕方を教えられて、ついには批評家になる。哲学教育についても同じようなことは言えないだろうか。しかし、よい作品を知り、それを批判する能力を身に付けなければ、本当にオリジナルなものを作れないのも…

クセジュ

クセジュもさることながら、わたしは何に関心があるんだろう、という問いが繰り返し頭に思い浮ぶ。人間に関わるあらゆることに関心があるというのは、何にも関心がないということと同じだろうか。

「お前に言われたくはない」

誰に言われようと、真理は真理のはずである。だが、「1足す1は2」でさえ、嫌いな人に言われると心理的に受け入れがたく感じる。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、というやつである。なるほど、日常的には信用のできる人とそうでない人を色分けしておくことは重要で…

哲学者と常識

「なぜ警察官になろうと思ったのですか」という問いは(ほぼ)額面通りに受け取ればよいが、「なぜ哲学者になろうと思ったのですか」という問いはむしろ「なぜいつまでも子どもを卒業せず大人になろうとしないのですか」という問いと理解した方がよい。とはい…

時間がないという感覚

常に付きまとう、時間がないという感覚。追い立てられている感覚。これがずっと続いていくのだろうか。すでになんとなく退職を楽しみにしているが、退職して時間ができるともかぎらない。また、それまで生きている保証もない。なぜ人生は一度きりしかないの…

翻訳をする理由

翻訳をすることは自分の文章力を鍛える最善の手段の一つである。また、翻訳が出ないと注目されないという日本の現状を考えると、研究者が翻訳をすることは義務の一つだと思われる。また、自分の研究分野に関係のある重要な文献の翻訳が誤訳だらけだと日本の…

法と自由

尊厳死法案に関して、法学者の人々は法案を評価しない理由の一つとして、法によって医療者の行為が制限されることになる、ということを挙げている。しかし、一般論として、法はかならずしも個人の自由を制約せず、個人の自由(あるいは安全)を保障する役割も…

時代精神

今さらだが、グローバル化や少子高齢化など世界も日本も変わって来ている。歴史を見ればわかるように、同じことを繰り返していても上手くいかない時がやってくる。時代を追うのではなく引っ張ること。それができなければ後進に道を譲ること。The times they …

理想を下げると

不思議なもので、理想に到達できないからと、理想を下げると、実際の到達度も下がってしまう。理想をどこに設定するかは難しい問題だ。

ピーク

ミュージシャンのアルバムを聴いていても、ある時期のものは際立ってよい。自分では気付きにくいが、時代精神と合致して、あるいはそれを牽引する時期があるようだ。人生は平坦ではなく、ピークがある。その時期を上手く見極められるか。あるいは気づかぬま…

相対主義

戦後に相対主義が隆盛になった経緯、またそれが進化心理学等の台頭により弱まって来た経緯についてよく調べること。ファナティックな実定法と実定道徳から逃れるには、何についても合意ができないという相対主義以外にも方法があるはずだ。

アカデミズムとアクティビズム

大学人は中立的でなければならない、という考え方がある。その一方で、規範に関わる学問分野にいる人は、教科書書きに終始するのではない限り、何らかの規範的立場を主張せざるを得ない。しかし、理論的主張をするだけで、それを実践に移さないことは誠実だ…

哲学と将棋

シンガーが若き日のパーフィットのことを哲学におけるグランドマスターと思ったという話を読んでこのアナロジーについて考えている。 哲学がゲームのように人々に考えられる懸念、また実際に「この手に対してはこの手とこの手があるよ」というゲーム感覚にな…

哲学に関連のない仕事はない

最近、非行防止とか医療資源の配分とか専門に関係の薄い話に関わっている。しかし、専門に関係の薄いというのは伝統的にそうであっただけで、哲学的に面白い問題がないわけではないはずだ。哲学を歴史として研究するだけに留まらないためにも、こういう機会…

原稿にコメントしてもらうこと

他人の文章にコメントするのは割と好きな作業。共同作業と思って気持ち良く修正してくれる人もいれば、完成品と思って一歩も譲らない人もいる。私も批判されるのは苦手な方だが、原稿は常に改善可能なものと考えて他人の意見に耳を傾けないといけない。指摘…

電車通勤

電車通勤は面倒だが、本を読む時間ができるのは貴重だ。もう椅子に座って本を読むためだけの時間は存在しないかのようだ。しかし、それで良い気もする。本を読む以外の仕方で考える仕方を学ぶべき時代なのかもしれない。

人生の意味

言葉の意味も重要だが、人生の意味を知ることの方がもっと重要かもしれない。重要な問いを先送りしていないだろうか。

なぜと問うこと

昔は思いついたことをそのまま書いていたが、今は自己検閲がかかっている。重要なのは問いを問うことを抑制しないことだ。

工事中

なぜ春休みはこんなに短いのか。仕事をするはずだったのに。